第1位
エリック・ルー
Kevin Chen
1997年12月15日生まれ。カーティス音楽院卒業。2018年、リーズ国際ピアノコンクール優勝。これまでに、ボストン交響楽団、ロンドン交響楽団、シカゴ交響楽団、東京交響楽団、フィンランド放送交響楽団、上海交響楽団、そしてロサンゼルス・フィルハーモニック、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団他と共演。ケルン・フィルハーモニー、クイーン・エリザベス・ホール、エルプ・フィルハーモニー、コンセルトヘボウ、ウィグモアホール、デイヴィス・シンフォニーホール、ワルシャワ・フィルハーモニー、ソウル・アーツセンター、ブリュッセルのパレ・デ・ボザールなどでリサイタルを行っている。ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ワルシャワ、アスペン、ロサンゼルス、ドゥシュニキ、そしてバルデモーサの音楽祭にも出演。ワーナー・クラシックスより、シューベルト、ショパン、シューマンにブラームスの作品を収録した2作のアルバムをリリースしている。
【出演公演】
優勝者リサイタル
入賞者ガラ・コンサート:東京・名古屋・川崎・大阪・京都・福岡・熊本
第2位
ケヴィン・チェン
Kevin Chen
2005年3月7日生まれ。コリーン・アスパリア、クシシュトフ・ヤブウォンスキ、そしてマリリン・エングルに個人指導を受ける。現在は、ハノーファー音楽演劇大学にてアリエ・ヴァルディに師事。ルービンシュタイン国際ピアノコンクール(テル・アヴィヴ2023年)及びジュネーヴ国際音楽コンクール(2022年)優勝。これまでにカーネギーホール、ロンドンのセント・ジョンズ・スミス・スクエアなどで演奏し、ラ・ロック・ダンテロン、ドゥシュニキ=ズドルイ、「ショパンと彼のヨーロッパ」、オックスフォード・ピアノ・フェスティヴァルなどの音楽祭にも出演。アボッツフォード・ユース・オーケストラとのデビュー以来、エドモントン交響楽団、台北市立交響楽団、カルガリー・フィルハーモニー管弦楽団、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、そしてハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団などと定期的に共演している。
【出演公演】
入賞者ガラ・コンサート:東京・名古屋・川崎・大阪・京都・福岡・熊本
第3位
ワン・ズートン
Zitong Wang
1999年2月3日生まれ。ニュー・イングランド音楽院でダン・タイ・ソンに師事。ニューヨークのロザリン・テューレック・バッハ(2010年)、プリンストン(2020年)、フェロル(スペイン、2022年)の国際ピアノコンクールで優勝。2023年にはボルツアーノのブゾーニ国際ピアノコンクール第6位。13歳で北京の紫禁城コンサート・ホールでソロ・リサイタル・デビューを果たす。これまでにペンシルベニア州のヴェライゾン・ホール、クリーヴランドのセヴェランス・ホール、ニューヨークのスタインウェイ・ホールのほか、北京、上海、台北でも演奏し、ヤックヤ・リン、シャン・ジャンなどの指揮者とフィラデルフィア管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ニュージャージー交響楽団、ガリシア交響楽団などと共演。室内楽のレパートリーにおいてはモンチェ・リウ、ロベルト・ディアス、ノースウェスト・チェンバー・ミュージックと共演している。
【出演公演】
入賞者ガラ・コンサート:東京・名古屋・川崎・大阪・京都・福岡・熊本
第4位
桑原志織
Shiori Kuwahara
1995年10月11日生まれ。東京藝術大学を首席で卒業。ベルリン芸術大学大学院にてクラウス・ヘルヴィッヒのもと、修士課程を最優秀の成績で修了。2002年にベルリンでスタインウェイ賞 受賞。バルセロナのマリア・カナルス国際音楽コンクール(2016年)、イタリア、ヴェルチェッリのヴィオッティ国際音楽コンクール(2017年)、ボルツァーノのブゾーニ国際ピアノコンクール (2019年)、テル・アヴィヴのルービンシュタイン国際ピアノコンクール(2021年)で第2位を獲得。2025年にはブリュッセルのエリザベート王妃国際コンクールでファイナリスト入賞。ポーランド(ドゥシェニキ=ズドルイのショパン音楽祭)、チェコ(プラハ・ルドルフィヌムのドヴォルザーク・ホール)、オーストリア、ドイツ、イスラエル、セルビア、イタリアなど多くのヨーロッパ諸国や日本、韓国、アメリカでも演奏している。
【出演公演】
入賞者ガラ・コンサート:東京・名古屋・川崎・大阪・京都・福岡・熊本
第5位
ピォトル・アレクセヴィチ
Piotr Alexewicz
2000年4月9日生まれ。ヴロツワフでパヴェウ・ザヴァツキ教授、チューリッヒにてコンスタンティン・シェルバコフに師事。以前はニコライ・デミジェンコのもとでも学んだ。ヒルトンヘッド国際ピアノコンクール(2025年)で第2位。ワルシャワでのポーランド国内ショパン・コンクールでは二度優勝し、第18回ショパン・コンクールではズビグニェフ・ジェヴィエツキ教授賞を受賞。2024年、テキサス・ピアノ協奏曲コンクール及びスイスのシェンク・コンクールで優勝し、すべての特別賞も受賞した。ベルリン・フィルハーモニー、パリのサル・コルトー、サラ・サンパウロ、ヴロツワフ国立音楽フォーラム、ワルシャワ・フィルハーモニー、大阪のザ・シンフォニーホールなどの著名なホールで演奏。ハワード・シェリー、カルロス・ミゲル・プリエト、アンドレイ・ボレイコ、マレク・ピヤロフスキなどの高名な指揮者と共演している。フレデリック・ショパン研究所より2枚のアルバムをリリース。
【出演公演】
入賞者ガラ・コンサート:東京・名古屋・川崎・大阪・京都・福岡・熊本
第5位
ヴィンセント・オン
Vincent Ong
2001年4月12日生まれ。ン・チョン・リムのもとで学びはじめ、現在はベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でエルダー・ネボルシンに師事している。エリザベート・レオンスカヤ、ナターリア・トゥルル、ボリス・ベルマンの教えも受ける。最初のコンクールでの成功は2019年の台北の国際マエストロ・ピアノ・フェスティヴァルでの優勝で、その後、シンガポール国際ピアノコンクール (2020年) 第6位、ロベルト・シューマン国際音楽コンクール第1位(2024年)を獲得した。また、スザンネ・ショルテン財団のモーリス・ラヴェル・ピアノ賞、スイスのクラヴァルテ財団の奨学金、そしてハンス・アイスラー大学のルシア・ローザー奨学金を授与されている。
【出演公演】
入賞者ガラ・コンサート:東京・名古屋・川崎・大阪・京都・福岡・熊本
第6位
ウィリアム・ヤン
William Yang
2001年5月13日生まれ。カーティス音楽で学び、現在はロバート・マクドナルドの指導のもと、ジュリアード音楽院で学びを続けている。以前はアレクサンダー・コルサンティア、ポール・ワースにも師事していた。2025年にマイアミで開催された全米ショパン・コンクールで優勝し、マズルカ賞とソナタ賞も受賞。ミッドウェスト国際ピアノコンクールで第2位 (2014年)、クリーヴランド国際ピアノコンクールでセミファイナリストとなり、バッハ賞を受賞(2015年)。フォートワース交響楽団、サウスイースト・アイオワ交響楽団、ミネソタ管弦楽団と共演している。また、スタインウェイ・レコーディング・プロジェクト賞を受賞し、カーネギーホールのワイル・リサイタル・ホールでのリサイタルを含むツアーに参加した。
【出演公演】
入賞者ガラ・コンサート:東京・名古屋・川崎・大阪・京都
指揮
アントニ・ヴィット
Antoni Wit
最も偉大なポーランド人指揮者の一人であり、ポーランド音楽の権威として知られている。2002年~2013年ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団の総監督兼芸術監督、現在はクラクフ・フィルハーモニー管弦楽団の桂冠指揮者を務める。1971年のカラヤン国際指揮者コンクールで第2位受賞後、ザルツブルク復活祭音楽祭でカラヤンのアシスタントを務めた。その後ポーランドの主要オーケストラで要職を歴任。ポーランド国外においてヨーロッパ、アメリカ、アジアなどで国際的なキャリアを築いており、近年ではベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、シュターツカペレ・ドレスデン、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団などに客演。これまでに200枚を超えるCDをリリースしており、600万枚近くを売り上げた。2013年のグラミー賞受賞と同賞の6度のノミネートをはじめ、ディアパソン・ドール、カンヌ・クラシカル賞、フリデリック賞を4度など多くの賞を受賞している。2025年9月にはショパン音楽大学より名誉博士号を授与された。
オーケストラ
ワルシャワ国立
フィルハーモニー
管弦楽団
Warsaw Philharmonic Orchestra
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団は、最初の公演を1901年11月5日、新たに建設されたフィルハーモニーホールの柿落しとして行った。指揮は楽団の共同創設者にして初代音楽監督兼常任指揮者のエミール・ムリナルスキ、ピアノ独奏はイグナツィ・ヤン・パデレフスキであった。第一次世界大戦前から第二次世界大戦までの間に、ポーランドのみならず、ヨーロッパの音楽界においても主要な団体のひとつとなっていた。第二次世界大戦直後、本拠地フィルハーモニーホールが再建され、国立管弦楽団の称号を与えられた。今日では世界的人気と高い評価を確立し、ショパン国際ピアノ・コンクールや“ワルシャワの秋”現代音楽祭でも定期的に演奏を続けている。

